風呂上がり、塾に通う子どもたち

ストレッチは風呂上がりにするのが良い。

温まって筋肉が柔らかくなっている時にほぐすと、より効果が得られるらしい。

柔らかくしたいなら、柔らかい時に、より柔らかく。
もっともである。でもそれって、身体だけのことやろうか?

柔軟性というのは、身体だけじゃなく、思考においても重要やと思う。特にこれからの時代、知識なんてちょっとタップしたらグーグルが教えてくれるし、定型的な仕事はAIがやってくれる。生涯に触れる情報が桁外れになる中、それらを取捨選択する柔軟性がポイントになりそうや。

にも関わらず、これからを生きていく子どもたちはどうか?
頭の柔らかい、言わば風呂上がり状態の子どもたちに、ストレッチの大切さを伝えられているだろうか?

夜遅く、煌々と蛍光灯が照らす学習塾から帰路につく子どもたちをよく見かける。
「目指せ!志望校!」
誰の志望なのか?

大人たちは晩酌をし、頭を緩めようと必死になる時間帯に、子どもたちは昼間さながらの明るさの中、柔らかい袋にギュウギュウに知識を詰め込む。まぁ、塾も色々あるんやろうけど。

僕の尊敬する先輩が、子ども向けの美容師教室を開こうとしている。子どもの頃から選択肢が多いのはええことやと思う。カッコええ取り組みだ。

ディベート塾も流行って欲しい。相手と意見を分離して見つめ、時には自分とは異なる意見の立場に立ち、冷静に議論し合う。僕も含め、今の大人たちに足りない部分やろう。

頭の柔らかい時期に、色んな経験をし、色んな意見に触れ、周りの人を思いやれるしなやかさを身につけて欲しい。

僕の脳ミソはもう凝り固まってしまったので、せめて身体だけでも柔らかくする為に、タコ踊り教室にでも通おうかなと思う今日この頃。。